Bruno Rey | Bruno Chair 3300

断捨離中のため出品します。 ----- スイス人デザイナー、ブルーノ・レイによって1971年に発表されたモデルナンバー3300は「ネジを一本も使わず作られた椅子」とも呼ばれています。積層されたビーチ材の座面と脚が、オーガニックな形状の合金によって接着されているためです。この方法は、イームズの椅子から発想を得たともいわれていますが、試作をなんども重ねたようです。ヨーロッパの中でも特異な立ち位置の国らしい、エクスペリメンタルな椅子なのです。 また、スイスはドイツ、フランス、イタリア系の複合民族国家でもあります。そのためでしょうか、この椅子には、和にも洋にもしっくりとくる、ユニヴァーサル・デザインとでもいいたくなるような普遍的な佇まいがあります。特に美しい曲線をえがいた背がそのまま脚に流れるように連続する様にはうっとりです。スタッキンッグした様子も絵になります。アルヴァー・アアルトにも通じるスピリットを感じざるを得ません。 こちらはシートハイが37cmと低いジュニア・ヴァージョンです。そのため、大人が座ってみると、かえって和んでしまう、今的座り心地なのです。ドイツのkusch+Coとのライセンス契約により、日本ではHOUTOKUで作られていましたが廃盤となっています。 とても良いコンディション、お薦めです。 Size W450xD490xH695/SH370mm